幸せの開発学

7/27(水)、国分寺のカフェスローにて、「ポスト3.11を創る~しあわせの開発学」というイベントに参加しました。ゲストは、エンゲージド・ブディズムを提唱し、東洋的な思想をもって社会変革に関わり、第28回庭野平和賞を受賞された、アジアを代表する環境・平和活動家、タイの スラック・シワラックさん。通訳兼進行役の辻信一さん(文化人類学者、環境運動家)、田中優子さん(江戸学研究者、作家)とのお話は、3.11以後の世界をどうやって生きていくかを示唆してくださる内容でした。

自然の摂理にあっていないグローバリゼーション。経済成長という名の下、限りなくモノをつくっては売り続け、欲望をあおり立てることがあたりまえの社会の中に私達は生きています。その結果、地球上の生きとし生けるものが暴力とテロリズム、経済格差、環境破壊などのために脅かされ、母なる大地は悲鳴をあげています。

「開発=デヴェロップメント」という言葉には、二つの異なる意味があります。一つはグローバルな市場経済における従来の「開発」や「経済発展」の意味。
もう一つは、地域の住人による草の根からの社会変革・生活向上・人間性の成長などの意味です。後者の意味で使われる「開発学」では、今の社会の中で忘れ去られた身体と精神のバランスのとれた人間性を取りもどす学びが詰まっています。

経済の無限成長の代わりに持続可能な発展・開発の道をとれば、社会はより健全な場所になるでしょう。そこでは人々が、権力を奪い合うのではなく分かち合い、これまで搾取の対象でしかなかった自然を聖なるものとして崇め、スピリチュアリティと知恵を尊重し、苦しいときには助け合う。これが健全な社会のヴィジョンです。

詳細は、辻信一さん翻訳による『しあわせの開発学・エンゲージド・ブディズム入門 』(1,000円+税、ゆっくり堂)をお読みください。3.11以後の社会をより良く生きるために、一人でも多くの方に読んでいただきたいおすすめの本です!
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